9月 明星山周辺タカの渡り探鳥会
実施日 9月18日(日)
集合 8:00小瀬スポーツ公園正面駐車場
解散 17:00小瀬スポーツ公園正面駐車場
天気 晴れ
担当者 依田正直
参加人数 10名


 本会においては山梨県内でのタカの渡りのコース探索を2002年より継続して実施しているが、著名な白樺峠や岐阜金華山レベルの渡りは未だ確認されていない。
 これまでの現地の地形や上昇気流の発生状況、近隣県の渡りコースなどを手がかりにして調査を実施してきたが、各地での小群の渡りらしき状況を観察するのみで、これらがどこで合流するのかあるいは県内での合流はないのかなどを含め、渡りの実態は解明されるに至っていない。
 そこで今回は、隣接する静岡県の明星山で渡りの実態を観察し、今後の本県での調査に資することを目的としてこの探鳥会を企画実施した。当日は南富士支部の「タカの渡り観察部会」と合流し、同支部事務局長から部会の活動や観察地でのわたりの状況について詳細な説明を受けた。主に丹沢山系方面のサシバやハチクマなどが富士山と愛鷹山の間を通って明星山の上空を通過するとのことであった。
 最盛期は10月上中旬で、その時期には一日に2500羽を記録したこともあったそうだ。頂上での視界は300度あまり、麓から這い上がって山頂付近で垂直に上空へ向かう上昇気流が絶好の渡り観察地を形成している。

観察記録
トビ サシバ(8羽) ヒメアマツバメ メジロ
コゲラ ヤマガラ シジュウカラ エナガ
コアオアシシギ(甲西町宮沢)
9種
10月 雨乞岳山麓の「ヴィレッジ白州」周辺探鳥会
実施日 10月16日(日)
集合 7:30甲府駅北口 7:50県立美術館西側駐車場
解散 15:30県立美術館西側駐車場
天気
担当者 坂本弘子
参加人数 15名

 台風のため林道が通行止で、行き先をヴィレッジ白州に変更。北杜市方面に探鳥会を行うところがあるのか少々焦り気味でしたが、こちら方面に強い長馬さんの協力で探鳥会ができました。前夜からの大雨でしたが、参加者の心がけが良いのか当日は朝から晴れ上がりました。
 国道20号から下数来石信号を入り、林道を7kmほど行って雨乞岳登山道の出発点に到着。池から整備された遊歩道を戸屋山展望台へ。カラ類の声がする頂上には山の好きな人たちが多く、編笠山と権現岳の間の阿弥陀岳、金峰山、瑞牆山、信州峠方面の山々と山の話で盛り上がりました。
 昼食後、雨乞岳登山遊歩道へ。階段式で歩きやすく、周辺にはコアジサイ、マルバダケブキ、ヤマトリカブト、ナギナタコウジュ、ヤクシソウなど秋の草花が名残惜しげに咲いていました。白州道の駅に寄り、美術館駐車場へ。そこでカラスとチョウゲンボウのバトルに遭遇。ヒメチョウゲンボウと珍しい名前も出ましたが、フツウのチョウゲンボウでした。<弘>
観察記録
オシドリ アオゲラ アカゲラ コゲラ
キセキレイ ヒヨドリ ミソサザイ カワガラス
ウグイス コガラ ヒガラ ヤマガラ
シジュウカラ エナガ ゴジュウカラ メジロ
ホオジロ アオジ カワラヒワ カケス
20種
11月 大菩薩峠周辺探鳥会
実施日 11月13日(日)
集合 甲府駅北口7:30 小瀬スポーツ公園正面駐車場7:45
解散 15:30上日川ダム
天気 晴れ
担当者 林和行
参加人数 11名


 日本百名山、山梨百名山に指定されている大菩薩峠への久しぶりの探鳥会です。
 最近の週末の天気の悪さに雨の心配をしていましたが、当日は朝から晴れ、小瀬の駐車場に集合し4台の車で出発しました。裂石から入り、上日川峠の駐車場へ。そこから登山道に入り、まずは福ちゃん荘をめざしました。紅葉にはやや遅いかと思いましたが、それでも久しぶりの天気に良い日曜日で、大勢の登山客で賑わっていました。
 少し休憩したあと、当初の予定コースとは逆にまわり、カラマツ尾根から雷石をめざしました。ここの登りが非常にきつかったです。雷石に到着後、そこから大菩薩嶺まで行きました。頂上に山梨百名山の標柱が立っていて、そこでおのおの記念写真を撮り、今度は峠をめざしました。途中、見晴らしのいい場所で昼食をとり、峠を経由し無事に下山してきました。何事もなく、全員下山できて良かったです。
 今回の探鳥会は残念なことに見られた鳥が少なく、カラ類の混群が2〜3回出てきた程度でした。帰りに上日川ダムに寄りましたが、ここにも鳥はいませんでした。山と言えば小林さんというくらい、今回の探鳥会でも大変お世話になりました。<和>
観察記録
コゲラ コガラ ヒガラ ヤマガラ
シジュウカラ ゴジュウカラ エナガ ハシブトガラス
8種






12月 ダム湖めぐり冬鳥探鳥会
実施日 12月18日(日)
集合 7:45県立美術館西側駐車場
解散 15:45県立美術館西側駐車場
天気 晴れ
担当者 河野恵子
参加人数 19人


 「寒いですね〜」が朝の挨拶に代わるほどの寒さの中、集合場所に集まった総勢19名は5台の車に分乗し、一路目的地のダム湖へ。大門ダム・瑞牆湖・荒川ダムでは数は少ないものの目的のオシドリの姿やヨシガモ・ホシハジロ等が見られ、強風のため小鳥の鳴き声はほとんど聞かれませんでしたが、ベニマシコ・ルリビタキ等も確認されました。
 帰りがけに立ち寄った千代田湖では風も治まり、たくさんのオオバンやキンクロハジロのお出迎え。そのとき沖合の波間に白く輝く鳥影発見。K理事の「ミコアイサだ〜」の大声に一同一点に集中。思いもよらぬミコアイサの出現で一同大喜び。当日確認された種類は33種類で、強風という悪条件を考えると充実した一日でした。<恵>
観察記録
カイツブリ カワウ アオサギ オオバン
カルガモ マガモ オカヨシガモ コガモ
ヨシガモ ヒドリガモ オシドリ ミコアイサ
ホシハジロ キンクロハジロ トビ ノスリ
キジバト カワセミ ヤマセミ コゲラ
キセキレイ ハクセキレイ セグロセキレイ ヒヨドリ
ルリビタキ ヤマガラ シジュウカラ エナガ
メジロ アオジ ベニマシコ ハシボソガラス
ハシブトガラス
33種

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