甲府駅北口から武田通りを北上すると、やがて正面に突きあたるのが武田神社です。武田神社周辺には、住宅地、農耕地、山林、ため池など変化に富んだ環境が広がっています。
 やまなし野鳥の会では、昭和60年(1985年)4月から、毎月第1日曜日に「武田の杜定例探鳥会」として、ここでの探鳥会を行っています。里コース、山コースとも約2.5Km、2時間程度の変化に富んだコースです。また、この武田神社周辺は、「山梨の野鳥観察地」のひとつに選ばれています。

武田の杜探鳥コース図

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バードウォッチングのマナー











野鳥観察は楽しいものですが、そこは人々の生活の場であったり、生活の糧を得る場所であったりします。また、当然、そこでは数多くの野生生物が生息しています。以下の事項に気を付けながら、バ−ドウォッチングを楽しみましょう。
道路は公共の場です。通行の妨げにならないように気を付けましょう。
宅地、農耕地はもちろん、山林や荒れ地と見える場所にも所有者がいます。入る場合は、法的には所有者の許可が必要です。立ち入りには注意しましょう。
特に住宅地では、大声を出すこと、勝手に庭を覗き込むこと、双眼鏡などを住宅に向けることは厳禁です。
土地の方には、気持ちいいあいさつを心がけましょう。
そこに生息する植物や動物を、傷つけたり、採取するのはやめましょう。
野生動植物の生活の場である自然の中に、入らせてもらっているという謙虚な姿勢を持ちましょう。

武田神社入口に7:30集合。神社参拝の人々の通行を妨げないように集まる。会長、指導部長の話、諸連絡が終わるといよいよ探鳥に出発だ。
出発までの間にも、神社境内からの鳥の鳴き声や姿に心がせかされる。(もどる)
武田神社内には、スギなどの針葉樹やカシなどの照葉樹、ケヤキ、モミジ類の落葉樹など多くの種類の樹木が茂っている。カラ類、カワラヒワ、キジバトなどは常連だ。境内でしばらく探鳥する。
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武田神社の北側は、開けた畑地となっていて見通しがよくきく。モズが梢から畑地に降りて虫を捕らえたりしている。電線には、ムクドリ、スズメなどがとまり、上空にはトビなどのタカ類が帆翔している姿も観察できる。(もどる)
住宅地を通る道路となる。背丈の低い庭木から竹やケヤキなどの高木など、庭や敷地内には樹木も多く、野鳥も生活の場の一部としている。(もどる)
竜華池を北側の堤防から見たところ。池の北西側は畑地や住宅地で、見通しがよい。南東側には山林がせまっている。右奥が武田の杜。(もどる)
ここから、住宅地とは離れて、里コース(左)と山コース(右)に分かれる。(もどる)
里コースに入ると、しばらく山つきの畑地を通る道となる。高齢化による人手不足のせいか、手入れのされていない畑も多い。山側と反対の西方向(写真左側)は見晴らしが良く、鳳凰三山などが眺望できる。
里コースの後半は、見通しの良い畑や水田地帯となる。
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里コースの最終地点。約2時間の探鳥会の終わりに、観察された野鳥の確認(鳥合わせ)をする。鳥合わせのあと解散となる。(もどる)
山コースの上り坂。落葉樹の中にアカマツ、スギなどの針葉樹が混じっている。日光は樹木の葉でさえぎられ、やや暗い。ここを10分ほど登る。(もどる)
上り詰めると、東屋があり休憩できる。すぐそばの林には野鳥の餌台があり、ヤマガラなどがきている。写真は、東屋から南側を臨んだ景色。(もどる)
山コースの到着地点である護国神社内。ここで鳥合わせをした後、解散。(もどる)
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